というわけで、佐賀の冷兄DJレポになります。
例によってセトリ的には全く役に立てない自己満足レポです。恐縮ですorz
この日は佐賀のホテルで冷兄への手紙の見直しをしたり仮眠した後定時到着予定で行ったんだっけな。
駅に出ていきなり北と南を間違えたベタな方向音痴なんで案の定道に迷った。そして会場を間違えた。
隣のビル一階の美容室にイベントのポスターが張ってあったもんだから
地図的にずれてるけどこっちに違いないとばかりにすごい勢いであがりこんでしまったんだよね…。
案の定二階の奥の部屋は薄暗く、思いっきり廊下には散髪アイテムが置いてあったりして
「…あれ?これちがくね?アングラなクラブのオブジェにしても無理なくね?」と呆然としてると
こんな(;゚д゚)ノ顔の店員さんに「二階に上がられるのは困ります…」と止められる始末orz
だってさぁ、店の前にポスター貼ってあるんだもん。隣のシャッター閉じた薬局の上よりそれっぽいじゃん…。
などと脳内でいくら責任転嫁な言い訳してみようともこれは恥ずかしいorz
さっきまでのロケンローラーな気持ちは一瞬にして吹っ飛び、リアル「フヒヒヒヒ! すいません!」状態で
平謝りしつつ地図を見せると「ああ、Gコレクションね。隣のビルですよ。これ行くんでしょ?」
と飾ってある冷兄のポスターを指差されたりして、なんかもう気分的に相当なセルフ羞恥プレイでした。
でまぁ、案内のおかげで無事会場に着いたわけですが
今回は完全に一人参戦で止める者なしの状況だったので、思うさまフロアをうろうろしつつ
『ほぇー、これがハウスやらクラブやらね?』まさにそんな感じでのんびり鑑賞モード。
それにしてもアレです。クラブって言うのは照明がすごいのですね…。
とりあえず慣れてそうな人をお手本にノリ方を研究しようとフロアを見てみたのですが
なんかもう、洒落抜きで明暗激しすぎて動きがコマ送りにしか見えないのですよ。
目を凝らしてるとあっという間に目がしぱしぱして開けてられなくなるので
とりあえず隅っこで見よう見まねで揺れていたのですが、よしあきさんが時々様子を見に来てくださっては
「冷牟田さんをマンツーマンで送り迎えするんですよ。明日も福岡まで送ります」
「冷牟田さんもうちょっとで出てきますよ!!」と冷兄ちょっといい話で燃料投下してくれるもんだから
待ってる間もほんとうなんかドキドキしっぱなしでしたね…。
そしてついに冷兄が登場。特にコールもなくごく普通ーに袖から出てきて淡々と皿を回し始めます。
冷兄は前髪を下ろして後ろがちょっとクシュクシュした髪型で、特にセットはしてないのか
ステージで見るよりペタンとしてちょっと寝起きっぽい感じの無造作感がありました。
サングラスもフォックスじゃなくてオクタゴンって言うの?多分PFの時のアレだと思います。
そんで服はフレッドペリーの半袖縦ストライプの黒シャツに黒のインナーでした。
あれほど待ちに待って、ずっと一目見たくてしょうがなかった人が一年ぶりに目の前にいるのに
予想してたような「キャー冷兄ktkr><」という高揚感とかはあんまりなくて
「……おぉう。本当に冷兄だ(゚д゚)」といった、なんか感動というよりむしろ呆然に近い心境でしたね…。
冷兄が一年前に見たときとあんまり変わってなかったから時間軸が微妙に狂ってしまったのか
ドキドキしすぎて麻痺してしまったのか、自分の心持に疑問を持ちつつ冷兄の手元を見ると
中指が!左手の中指だけがツヤツヤ黒い!!しかもラインストーンついてるし!!!Σ(゚д゚;)
しかも左手首には、以前の皮の腕輪やチェーンの代わりに黒い数珠のようなものが付いてるがな!!
…これは、一体何?この一年の間に冷兄に一体何が!?
何か自分の中の漠然とした冷兄像からするとあまりにも想像外の些細な小道具に
変な言い方ですが「冷牟田さんってこんな人だったんだ…」としばし目玉ポーンなってしまいました。
やっぱり冷兄はフリーダム天然だ。自分なんかの貧相な想像力じゃちっとも追いつけねぇ!!
ブースが高いんで上半身しか見えないけど、ほっぺたに「むに」ってなってるヘッドホンや
かしげた首のラインを目に焼き付けて帰ってきてやんよ!!
まぁそんな感じで最前で軽くプルプルしながら冷兄をガン見していると
突然後ろで踊ってた男の人に引っ張られてフロア真ん中あたりまで後退する羽目に。
その方の連れのいかにもクラブ慣れしてるっぽいグループに囲まれ
『な?…なんですか!?やっぱ自分ダサかったすか!?(((゚д゚;))))』とすごい勢いでうろたえていると
何故か自分の持ってたヘッドフォンを代わる代わる頭に引っ掛けようとしつつ
いい笑顔で「盛り上がろうぞイエー!!」っぽいジェスチャーを…。
『…こ、これは「テメーみたいなダサい奴が最前にへばりついてるんじゃねぇよ」という警告なのか?
「いかにも場慣れてない奴がぼっちで浮いてるからちょっと絡んでやろうぜ」という善意なのか?
それともただ単にフレンドリーな性質の酔っ払いなのか…?』とやや被害妄想チックに悩んでみるものの
やっぱり激しい点滅とでかい音で細かいニュアンスは判らず終い。
完全アウェーな心境だった所にちょっとした絡みが微妙に嬉しかったくせに
上手くリアクションがとれず、自分の人慣れしてなさ加減にこっそり絶望しましたね…。
しかもその後しばらくして隣で踊ってた男の人が意味ありげに笑いながら
「お店に入ってきた人ですよねw」とか。…もうね、後生ですからスルーしてくださいor2
冷兄は結局0時半くらい?から2時過ぎくらいまでやってたのかな…。
入ってきたときと同じようにごく淡々と、無言で一礼して交替して帰っていきました。
その中で自分の知ってる曲はONE STEP BEYONDとゲットアップルーシーと、締めはアレだ。
ヘリウムガスを通したような女性ボーカルで前奏と最後が延々
♪チャーラ チャーラ チャーラチャッチャッチャという感じのおめでたそうな曲です。
…これどっかのイベントで聴いた気がするんだけどなぁ。自分はスカパラとSKAバンド絡み以外で
DJイベントには行かないから、多分06のTABOOで聞いたやつのような気がするんだけど確証がない。
…って、この説明じゃ判るもんもわからないよなぁorz
今さらすごいもどかしいので奇跡的に判った方は教えてくれると嬉しいです。
あとスカパラの曲を細かく繋いで繋いで数珠繋ぎにしたようなMIXもかけてましたよ。
これ、自分は数年前のカウントダウンの日のイベントで聴いたっきりでした。
あの時は年越しライブを控えてるせいか、冷兄がまだ6時にもなってなさそうな閑散とした会場でDJしてて
しかも機材の調子悪いのか最後まで直らなくて、最後にめずらしく「…もうっ」みたいな感じで
無言で怒ってたのが印象的だったな…。次のDJさんに肩ポンポンされてたのがちょっと可愛かったです。
なんで、今回は特に「アレは本来こう展開するMIXだったのか…」とちょっと感動したのですが
まぁ自分のよく分からない思い出話とかは別にいいですね。閑話休題。
順番的にBEYONDO前後5曲ぐらいがすごいかっこいいSKAとかロックみたいな感じで
ゲットアップルーシーは後半数曲ぐらいにかかったのかな…。
もう自分はこの時点で完全に照明に酔っ払ってしまい、壁に手をついて手足首もバラバラに
さながら狂ったフラワーロックのような、あやしいおどりのような動きをする
非常に気持ちの悪い生き物と化していたのですが、DJイベント自体はSKAとかロック寄りで楽しかったです。
別のDJさんの時にサマータイムの原曲?がかかっててアレはかっこよかったな…。
で、冷兄DJ終了後しばらくしていよいよ手紙を渡すタイムに。
実は手紙を書くにあたって「ひとりじゃお手紙渡せないでごわす><」と無駄な乙女心が発動してしまい
同じく冷儲のSKA友さんを「一緒に冷兄に手紙書こうぜ!!」と道連れにしてしまったのですが
gkblしながらものすごい不明瞭に冷兄にその旨を伝えると、何と手紙を受け取ってから
「お友達にもよろしく」とわざわざ手を差し出して握手してくれたのですよ(´;ω;`)
それがなんか、サングラス越しにもすごい優しい柔らかい笑顔でね…。
今まではずっと遠くからしか見えなかったけど、この人はこんな顔で笑うんだなぁ…とか
ステージ上ではそんなに大きく見えない、どっちかと言うと可愛いような印象の手だけど
やっぱりこうしてると大きくて男の人の手なんだなぁとか、あったかくて乾いた手だったなぁとか
文章打ってる今も思い出しては泣きそうになってしまいます。
その後も、実は恐ろしいことにちょっとだけスタッフルームに通してもらったりしたのですが
冷兄は同じく遠距離から来た方たちとお話してました。
とても会話に混ざる勇気はなかったし、もう笑顔の冷兄のそばに居るというだけで心底十分だったので
意を決して服にサインをしてもらうようにお願いしてみたところ、快諾して下さり
「どこに、書きますか?」と、初めて見たときから好きで好きでしょうがない
この一年ずっと聞きたくてしょうがなかったあのハスキーな声と抑揚で…(;ω;)
もう既にこの時点で魂は出てしまっていたのですが、とりあえずこんな感じに肩口に書いて頂きました。
冷兄には今までのこととか、ずっと大好きです応援していますとか、足は今大丈夫なんですかとか
そのつけ爪と数珠はどういうアレなんですかとか、色々聞きたいことも言いたい事もあったんですが
実際問題冷兄を目の前にすると、もういっぱいいっぱいになってしまって「明日も行きます」すら言えず
半泣きでありがとうございましたと退室するのが精一杯でしたね…。
その後も収まらずにとりあえず階段の踊り場の椅子に座って
ガン泣きしつつはた迷惑な時間の実況メールをSKA友さんに送りまくっていたら
主催の方に「泣いてるんですか?」と苦笑されてしまいました(*´・ω・`*)
もういい年の、しかも可愛さの欠片もないモサがぐちゃぐちゃの顔で「いや、元気でよかったなーと…」
と必死で言い訳する姿は正にヤバイ儲乙というか普通にキモかっただろうなぁ…申し訳ないです。
もうね、今回ばかりは本当一人旅でよかった。全体的に恥ずかしすぎるorz
結局この日は翌日の福岡の用意と目の限界のためにこの後しばらくして帰ったのですが
佐賀での皆さん、本当にありがとうございました(*´∀`*)ノシ
今回の佐賀行きはMIXIのコミュ経由でチケットなどを手配したのですが
特にコミュ主催のよしあきさんにはいろいろアドバイス等を頂き本当にお世話になりました。
そして2日分にわたる気持ちの悪いレポを読んでくださった方たちにも感謝いたします。
ステージ上とクラブイベントという違いはありますものの、冷兄は本当なんか
一年前よりももっと鎧っていたものが取れたような、穏やかな柔らかい雰囲気でしたよ。
正直自分はまだ冷兄の居るスカパラにいくばくかの未練を残しているのですが
そんな彼の人を目の当たりにすることで何とはなし
「ああこれはこれでよかったんだ」と少し空白感や焦燥が薄れた気がします。
次にどこで冷兄を見るのかはまだ分かりませんが、スカパラと同じぐらい応援しています。
どうかお元気で居てください。
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